生活習慣病

生活習慣病ってどんな病気?

生活習慣病というと、一般に高脂血症、高血圧、糖尿病などが代表的な病気としてあげられます。さらに、それらによって引き起こされる動脈硬化や虚血性心疾患、脳血管障害、この他にも、骨粗鬆症や歯周病、がんなど、非常に多くの病気が生活習慣病としてあげられています。
生活習慣病のほとんどは、以前は“成人病”と呼ばれていましたが、原因は、加齢よりも、むしろ食生活、運動不足、喫煙などの誤った生活習慣にあり、時には子供にも起こることが明らかとなって、今では“生活習慣病”と呼ばれています。
誤った生活習慣の積み重ねによって起こり、一方で、生活習慣の改善によって予防が可能な病気、それが生活習慣病なのです。

●高血圧
●高脂血症
●糖尿病
●呼吸器疾患(慢性気管支炎など)
●高尿酸血症、痛風
●異・十二指腸潰瘍
●肝機能障害(脂肪肝、肝炎など)
●脳血管障害(脳梗塞・脳内出血など)
●肥満 ※
●動脈硬化
●虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞など)
●膵炎
●骨粗鬆症
●がん
●歯周病

※肥満は他の生活習慣病と深く関わっていることから、生活習慣病の一つにあげられています。

生活習慣病は“沈黙の病気”

高血圧や高脂血症、糖尿病など生活習慣病の多くは、“沈黙の病気”といわれ、自覚症状がほとんどないままに進行します。このため、長い間気づかれずに放置され、ある日突然、激しい苦痛を伴う発作などに見舞われて、重大な結果を招いてしまうことも少なくありません。
生活習慣病に対しては、まず予防に努めること、そして早期発見、早期治療が非常に大切です。

“誤った生活習慣”どうしたらいいの?

生活習慣病は、早い時期から日常生活の中での悪い習慣を取り除く努力を続けて予防することが大切です。
では、生活習慣病の原因となる“誤った生活習慣”、“危険な生活習慣”とは、具体的にはどのようなことを指すのでしょうか?

●食生活●
過食によるカロリーの取りすぎは、肥満、高脂血症や糖尿病などを引き起こします。また、濃い味付けの料理は塩分を多く含み、高血圧などの原因となります。食事は“薄味、栄養のバランス、腹八分目”を心掛けましょう。


●運動不足●
運動不足は肥満を招き、さらに高脂血症、高血圧、糖尿病などの原因となります。日常生活の中での適度な運動を習慣づけ、肥満の解消に努めましょう。
※現在、何かの病気で治療を受けている場合には、医師に相談の上、運動を行うようにしましょう。

●ストレス●
ストレスは、胃・十二指腸潰瘍などの原因となります。また、睡眠を妨げて、自律神経や免疫系の異常を引き起こし、さまざまな生活習慣病の発病を助長することもわかっています。休息を十分に取り、趣味を楽しむことなどで、ストレスをうまく解消する工夫をしてみましょう。


●喫煙●
たばこは血液の流れを悪くして血圧を上昇させるだけでなく、血管に障害を与えて動脈硬化や心臓病を進行させたり、呼吸器疾患やがん、骨粗鬆症などの原因になることもわかっています。禁煙を心掛けましょう。


●飲酒●
お酒の飲みすぎは肝臓にダメージを与え、脂肪肝や肝炎の原因となる他、膵炎や高尿酸血症などを引き起こすこともあります。少なくとも週に2日は、飲酒をしない“休肝日”を設けましょう。

健康診断で自分の健康状態をチェックしましょう

自分の健康状態を知るための最も確実な方法は、定期的な健康診断の受診です。健康診断を受けることで、自覚症状の現れにくい習生活習慣病も早期発見が可能となります。最低でも1年に1回は検査を受けるようにしましょう。

検査結果が正常値から少し外れた場合でも、必ずしも病気であるとは限りません。また逆に、病気であっても検査値が正常範囲内になることもあります。自己判断をせず、医師の指示に従いましょう。